お化け屋敷人形倉庫[画像]制作秘話
薄暗く、今にも何かが
起こりそうな化物展示室へ潜入すると、時代を感じさせる数多くのお化け屋敷の人形群がひしめいています
中にはカタカタ蠢く人形..........
2010年からMTYがプロデュース 制作し手掛けてきたお化け屋敷のワンシーンです。
遥かなる時を経て発見された”封鎖された化物展示室”
前半で体験する3D立体映像で再現されたお化け屋敷の人形倉庫シーンをデジャヴの様に現実化したこのゾーンは大変人気で、
通常は禁止されているお化け屋敷内での写真撮影の要望を叶える為に、〜オリジナルプリクラを2機種〜開発リリースし、このお化け人形倉庫を背景に悪霊と記念撮影が撮れるプリクラは特に外国人の方々に大変好評を博しました。
Japanese Haunted dolls warehouse obake yashiki soko
こちらはそのお化け屋敷の人形倉庫の先に発見された生首の画像。初公開です。
お化けの人形に混じり、そのお化け屋敷関係者と思われる本物の様な人間が混在するシーンを、特にMTYのお化け屋敷ファンからはこれこそデジャヴに感じられたようで.....
何故なら、2004年にMTYの東京での初お化け屋敷プロデュース、全制作を手掛けたお台場のお化け屋敷「台場怪奇屋敷」でも、同じ現象が起きていたからです。
昔ながらのハリボテお化け屋敷を進むと、通路が崩れており、やむを得ず、より禁断のお化け屋敷の従業員部屋を恐る恐る開けると.....
其処は、楽屋兼、お化け屋敷の人形師の工房、
その先は壁中から上から足元まで想像を絶する数のお化け屋敷人形が埋め尽くす倉庫を歩いて行くのですが、
よ〜くみると、本物？と思える生首、殺されたお化け屋敷のバイト、そして縛られて息をしているお化け屋敷の人形師.....そしてドス黒い歯の悪霊が徐々に現れ、ただのお化け屋敷の中で尋常じゃない現実の恐怖が渦巻いている事に気付かされていく.....
お化け屋敷の裏側まで見せ、廃墟や禁止された場所への潜入、靴のまま畳を歩くなど、やってはいけない事をやらせる、本当はお化けより人間がよっぽど怖い.....などの人間の本能へ刺激を与える全く斬新な世界観と演出、高い造形技術が無ければ実現し得なかった正に次世代型のお化け屋敷、ストーリーインストーリーが素晴らしいとメディアやゲストの皆さんから絶賛されたのでした。
→メディア掲載一部
しかし何故、東京タワー、台場一丁目商店街のMTYのお化け屋敷この２つにはそのストーリーインストーリーが仕掛けられていたのか？
その謎を解く鍵はどちらも"和風"
.....その理由は
実は単純にMTYが"日本のお化け屋敷"を嫌っていた。からやりたくなかったから。
ということらしいです(笑)
彼のいう"日本のお化け屋敷"の定義は置いといて....
どちらのロケーションも"ノスタルジックな日本が"コンセプトの空間を大事にしなければならない
なので、わがままいいながらもしっかりとその発想力で"日本のお化け屋敷"をストーリーの"舞台"として作り込んだ上で更に重厚に、自らの独創性と特殊造形によるリアリティーをセンス良く溶け込ませていったのでした。
そう嫌いな感情を待ち合わせていたからこそ醸し出せたパラレルワールドなのではないでしょうか。いやパラドックス？
「そんなことどっちにしても怖いんだからそれどころじゃないよ！わかんないよ！見れなかったよ！」という声が普通でしたが、
MTYの一言
「霊なんだからその全てに誰もが一度で気付けないほうがいいんだよ」
でのちにその真意に周りは気付かされていくのでした.....
〜脅かすはずが、逆に襲撃されたお化け屋敷のバイトの死体。無惨に千切られたお化けのマスクから中の人が露わに〜
[裏話]
MTYの優秀な生徒から象られたダミーで、その生徒さん自身が制作、そして実は台場怪奇屋敷の店長まで務められ、正にお化け屋敷のスタッフとして存在していたのです。
現在も運営御経営者は変わらず、当時の生徒が引き継ぎ「台場怪奇学校」として今もより人気のスポットに。
ちなみに、当時社長(台場一丁目商店街自治会長昭和プロデューサー久保浩さん)の「昭和のお化け屋敷」案を却下し、マイティーが「台場怪奇屋敷」と命名しロゴデザインしたのだそうで。
お化け屋敷の裏側にある人形倉庫手前の工房兼楽屋トイレに拘束され閉じ込められていたお化け人形師。
[裏話]
実はMTYが連日徹夜の台場怪奇屋敷制作で、ある国民的大物俳優さんの葬儀へ迎えなかった悔しさから、その方をモデルに原型から彫刻して作り上げたのだと数名にのみ打ち明けておりました。
気づけるか気づけないか微妙な動きで息をしている様に作動するエレクトリカルダミー。これにも深い意味があるそうですがまたの御奇怪に.....
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